ビーズ刺繍とは
ビーズ刺繍とは、文字通りビーズを使った刺繍のことです。
刺繍糸にビーズを通して刺していく方法で、ビーズを1粒ずつ数え、何粒ごとにするかを決めることで1針の長さを揃えることができるという利点もあります。
糸の色を変えなくても、ビーズの色を変えて模様を作ったり、グラデーションのように自然に色が変わっていくように刺したりすることも可能です。
また、同じビーズを使っても刺繍糸の色を変えることで微妙な色の変化を楽しむこともできます。
通常の刺繍の他にも、クロスステッチにビーズを使うこともできます。
ビーズ刺繍の道具と材料
刺繍糸
糸は必ず使用しなければならない種類の指定はありませんが、25番の刺繍糸を2本どりで使用するのがおすすめです。
ビーズを使うときと糸のみで刺繍するときの両方に使うことができます。
刺繍針
ビーズ刺繍に使用する場合は、長めで細い針を使います。
使うビーズの大きさや形に合わせて、いくつかの種類を使い分ける必要があります。
ビーズ
ビーズ刺繍に使うビーズは様々ですが、基本のステッチには丸小ビーズを使用します。
丸大ビーズの使用できますが、使いすぎると布が重くなってしまうので、使う際は量に注意しましょう。
ビーズ織りに使うデリカビーズは繊細で軽いため、ビーズ刺繍にも向いています。また、穴も丸小ビーズより大きいため、糸や針が通りやすく使いやすいです。
そのほかにも三角ビーズ、竹ビーズ、スパンコールなど、様々なビーズを使うことができます。
ビーズ刺繍の基本の指し方
材料と道具
・図案
・チャコペーパー
・鉛筆
・布
・刺繍糸
・刺繍針
・ビーズ
図案の写し方
①布の上にチャコペーパーをのせ、その上に図案を置きます。
②図案を鉛筆でなぞり、布に図案を写します。鉛筆は硬めのものを使用し、しっかりとなぞるようにします。
通し方と玉結び
①刺繍糸から糸を1本引き出します。
②引き出した糸を針に通し、2本どりにした糸の端を指の上に乗せ、その上に針を置きます。
③針に2回程度糸を巻き付けます。
④巻き付けたところを押さえ針を上に引き抜きます。
刺しはじめ
①針に糸を通し玉結びしてから布の裏側から針を出します。
②ビーズの粒の数を決めてから通し、図案の線の上から針を入れます。
③布の裏側で2本の糸の間に針を通します。
④裏側でしっかりと糸を引き、続きを刺し始めます。
刺し終わり
①糸を布の裏側に入れて刺し終わります。
②裏側の刺し終わりのところで玉止めをし、すでに刺してあるところに2~3度針を通してから糸を切ります。
まとめ
これらの準備、やり方はほとんどすべてのビーズ刺繍に共通します。
まずは基本をマスターしてから、ビーズや図案を変えていきましょう。