ビーズアクセサリーを作ったことのある方ならお分かりだと思いますが、ビーズアクセサリーなのですから作るにはビーズと糸が必要ですよね。
ビーズはイメージ通りの好きなものを使うことができますが、糸は一体どう選べばよいのでしょうか。何か基準が?それとも何でもよいのでしょうか?
この記事では、それぞれの作品に適した糸(テグス)について詳しくご紹介いたします。
目次
テグスは作品によって変えよう
ビーズを使ったアクセサリーに使う糸は大きく分けて「テグス・紐・ワイヤー・チェーン」になると思います。
基本的なアクセサリーはほとんどテグスが使われていますが、形をしっかり保たせたいときにはワイヤーを使うことも。
紐は穴の大きいウッドビーズや、敢えて見栄えの良い紐を見せたいという時に使われます。
チェーンを使う場合はそれ単体ではどうにもできないので、ヤットコ、丸カン、ピンなどを使いビーズやチャームと繋げていきます。
どれも特徴がありますので、作品の雰囲気やどう使いたいかなどで使い分けていきましょう。
特にテグスとチェーンは恐らく一番汎用性があり使う機会もとびぬけて多いはずですので、常備しておくと思いついたときにいつでも好きなものを作ることができます。
素材にこだわるならば
上記のように使う糸は分類できましたが、その中にもまた使われている素材が違ったりなど使い分けが必要な場合もあります。
しかし初心者ならばそこまで気を付けることは無いでしょう。テグスなら100円ショップで売ってるもの、チェーンなら手芸屋で売っている一般的なもので十分です。
もし糸までしっかりこだわりたいのならば、もう少し詳しく見ていきましょう。例えばテグスだとしたらまた「ナイロン・フロロカーボン・ホンテロン」の3つに分けられます。
これらもしっかり特徴があり簡単にご説明いたしますと、ナイロンは一番よく使われている素材で安価で手に入れることができますが、耐久性は低く汗や油でも劣化してしまいます。
フロロカーボンとホンテロンは肌に触れても劣化することがないのですが少しハリが強いため、細かく作るものやしなやかに仕上げたい作品には向いていません。値段が少し高いのも特徴です。
確かにここまで意識して作ればより良い作品を生み出すことはできますが、あまり神経質に見ることもないでしょう。
一般的なナイロンのテグスで十分に幅広いジャンルをカバーできますので、本格的にビーズアクセサリーを作ったり大きく販売することも視野に入れるのならば頭の片隅にあってもいいかもしれません。
チェーンも種類は多くありますが、どちらかというと素材の違いよりもカラーで分けられている場合が多いので、見た目のイメージだけで判断しても良いかと思います。
例えば金古美を使ったチェーンはアンティーク調に仕上げたい場合にピッタリですので、そのような印象だけで決めるのが一般的です。
しかし基本的にチェーンの金属は汗や油に弱いので使った後はしっかり柔らかい布で汚れをふき取りましょう。
さいごに
この記事で、ビーズアクセサリーで使う糸についての違いを少しでも知っていただければ幸いです。
ワイヤーを使って作った作品でもテグスを使うことによって全く雰囲気が変わったりもしますので、様々な糸で試してみることも勉強になるかもしれませんね。